KoganeiTex Co.,Ltd. |
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『町工場ものづくり55年のあゆみ』 |
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時代背景 |
先代創業者渡邉春夫が石川島飛行機製作所(現新立川航空機(株))に入社する。 |
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キ43一式戦闘機『隼』 | 百式重爆機『呑龍』 | キ84四式戦闘機『疾風』 |
ものづくり第一世代 |
日本初のジェット練習機に搭載する国産技術でJ3エンジンの筒型燃焼器及び環状燃焼器開発の受注を受け着火性能、部分負荷特性、出口温度等の燃焼試験用を製作するが、あらゆるトラブルが相次ぎトライアンドエラで完成品までに手間取った。 VTOL(垂直離着陸)機用燃焼器XJ11ターボジェットエンジン研究試作の燃焼器製作に携わる以降JRシリーズ燃焼器の試作を継続的受注した。 当時の作業機械を再現してみると、殆ど匠の技でカバーするもので機械とは名ばかりの手作業でものづくをしたことが容易に理解できると思われる。 |
ものづくり第二世代 |
昭和46年より、日本ではFJR710研究開発が行われ高性能ターボファンエンジンで旧通産産業省工業技術院の大型プロジェクト制度の基で研究開発された。 わが社では耐久性向上を図るための各種セクタ型燃焼器模型及びアニュウラ型燃焼器模型のライナー・スワラー・ノズル・ケーシング等の製作を携わった。 その後省エネ技術開発をめざして『ムーンライト計画』のニックネームで高効率ガスタービンプラントでは高圧燃焼器・再熱燃焼器を備え圧力5.6MPaという世界でも初めての高い性能要求もあり、高温・低酸素濃度ガス中で作動する燃焼器は実例がなく、材質もHA188(コバルト其)といわれこれまで類を見ない難削材であった。 わが社の製造ノウハウを結集した結果みごと成功時に製品を納める事が出来た。 |
ものづくり第三世代 |
HYPRフ゜ロジェクトでは低速からマッハ5までの飛行を可能とし、燃費が良く、低騒音で排気による環境への影響の少ない推進システムの開発技術を求められ、製造側としては地上基礎実験に必要とされる多くの燃焼設備を納品した。 HYPRプロジェクトで養われた多くの製造ノウハウを受け継いで、ESPRプロジェクトの引合いを受ける。 このプロジェクトの特徴はマッハ2を超える超音速飛行と環境適合性を両立させるジェットエンジン技術の開発にあり、特に次の環境に関する研究テーマについては国際的にも非常に高い開発目標が課せられている。 『シンプルな構造で低騒音化技術の開発』・『シンプルな構造で低NOx排出削減の開発』・ 『省エネ・地球温暖化対策としてCO2排出抑制技術の開発』がテーマでESPRが成功すれば国際的なお墨付きが得られる。 わが社の製造技術も職人の匠の技とNC機械の融合・並びに品質保証体制も充実しものづくり第三世代は多くの企業様のご要望にお応えできるべき日々努力を惜しまない所存でございます。 |